フランスで出産⑦ 妊娠5か月定期検診・百日咳ワクチン・妊娠糖尿病検査

こんにちは。

2025年1月にフランスで出産予定の妊婦です。今回は9月に受けた妊娠5か月(日本では6か月)定期検診・百日咳ワクチン接種と妊娠糖尿病検査の様子について紹介します。

前回の記事は下記リンクからご覧ください。それ以外の出産関連記事はカテゴリーの「出産」からご覧ください。出産関連記事は日本語のみの更新です。

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私たちの状況

  • 私、日本人35歳初産 夫・フランス人35歳
  • 妊婦の職業 自営業
  • 初回検診から出産までフランスSavoi地方の公立病院

状況によって検査内容や費用など違うと思うので、あくまで私たちの状況での実体験を共有します。

フランス妊娠5か月目にやったこと

フランスでの妊娠5か月では、定期検診・百日咳ワクチン接種と妊娠糖尿病検査を行いました。それぞれ何をしたか共有します。日本と妊娠月の数え方が異なるので、今回の内容は日本では妊娠6か月の時期に行ったことになります。

9月中旬 妊娠5か月定期検診と百日咳ワクチン接種

SA23週(最終生理開始日を妊娠1日目として数えて23週)の時に3回目の定期健診に行ってきました。

検診内容は前回の4か月検診とあまり変わらず、現在私たちが心配に感じていることや質問は無いかの助産師による問診と、心音確認のエコーでした。あと、毎回の体重測定も行います。すでにプラス11キロです。汗

今回は、百日咳ワクチン(Vaccin Coqueluche)の接種も行いました。

百日咳は新生児が感染すると肺炎やけいれんなど思い合併症が起き命に係わる場合があります。妊娠中期~後期(国によって違う)に母体に抗体をつくり、胎盤を通して胎児へも抗体を移行させる目的でワクチン接種が行われます。そのことで生まれた直後の胎児の感染リスクを下げることができます。フランスではSA20週~36週の接種が推奨されているそうです。

ワクチンの処方箋は前回の4か月検診の時にもらっていました。家族からの感染リスクもあるため夫も接種を奨められ、私たちは2人分の処方箋をもらいました。今回の5カ月検診(SA23週)で接種することになっていたので、事前に処方箋を薬局に持っていき、ワクチンを受け取って自宅の冷蔵庫で保管していました。

ちなみに、様々なワクチン接種について。私の日本のイメージだと病院でワクチンが用意され病院で接種するのでワクチン自体を自宅で保管するという習慣がないのですが、フランスは自分で薬局で受取って医療機関(もしくは薬局)に持参し接種することが一般的なように思います。こういうところでも日仏のちょっとした違いを感じます。

自宅から持参したワクチンを今回の検診時に助産師に渡し、夫も私も打ってもらいました。

この日の最後に妊娠糖尿病検査(Dépistage du diabète de grossesse)の処方箋をもらいました。

10月上旬 妊娠糖尿病検査

毎月の尿検査での糖数値の測定は必須ですが、今回の妊娠糖尿病検査はフランスでは必須ではないようです。医師もしくは助産師が必要と判断した場合、SA24週~28週の時期に行われ、検査要否の判断基準は下記のような例があります。

  • 35歳以上 
  • 過体重
  • 一親等家族が糖尿病 
  • 前回の妊娠中に妊娠糖尿病 など

私の場合は、年齢もあったと思いますが、母が私を妊娠中に糖尿の疑いがあったことを助産師に申告していたことが検査が必要と判断された理由だったようです。担当医・助産師の判断によるので上記に当てはまらなくても検査を行う場合もあるでしょう。

この検査は、毎月、血液検査と尿検査のために通っているラボで行うことができました。検査を受け付けているかはラボによるし、時間のかかる検査で事前予約が必要な場合もあるので、ご自身のかかりつけのラボに事前確認することをお勧めします。

ということで私はSA25週の頃に病院でもらった処方箋を持っていつものラボに向かいました。空腹の状態で行う必要がある検査なので当日は朝から絶食でした。1日中空腹はつらいので午前10時頃にラボに行きました。

検査の流れ

「Dépistage du diabète」と呼ばれる検査です。下記の流れで合計3回の採血をし、それぞれの血中の糖の数値の変化を計ります。調べたところ、日本の「75g経口ブドウ糖負荷試験」と呼ばれる検査と同じ検査のようです。

  1. 1回目採血…空腹の状態。採血直後に甘いドリンクを200mlくらい飲みました。その後、1時間待ちます。
  2. 2回目採血…1回目採血から1時間待機した後、2回目採血。
  3. 3回目採血…2回目採血からさらに1時間待機した後、3回目採血。

所要時間3時間でした。時間がかかりますがより確実に結果が分かる検査方法のようなので仕方無いですね。

長い待機時間ですが外出は禁止でした。ただ、運良くリクライニングチェアーのある採血室で待機させてくれたので、持参した本を読んだり携帯をいじったりゆっくりでき、意外に苦ではありませんでした。①で飲むドリンクも想像より飲みやすく、オレンジ味とレモン味と選べました。笑


ラボの人は採血時は「フランスに来て何年なの?」とか「フランス語はむずかしいでしょ?でも頑張ってるわね」などいつもフレンドリーに話してくれます。おむつや洗剤などの子育て用品の試供品の詰め合わせバック(写真手前に見えている青色のバック)もいただきました。

最終的に諸々手続きを済ませて13時30分ごろにラボを出ました。数日後にラボに登録しているメールアドレスに結果が送られてきました。結果は数値は基準内ということで問題ありませんでした。

費用

検診、百日咳ワクチン、妊娠糖尿病検査、今回もすべて自費は発生しませんでした。

まとめ

今回は妊娠5か月に行った私の体験を共有しました。

私の中で一番大きかったのは妊娠糖尿病検査です。検査前は特に心配していなかったし、検査に引っかかったとしたら「食事制限しないといけなかったら嫌だな」くらいにしか考えていなかったのですが、いざ検査を受けて結果を待っていると不安いっぱいでした。私のせいで我が子を無事に産むことができなかったらどうしようとか、子供が一生病気を背負うことになったらどうしようとかそんなことばっかり考えてしまいました。

最終的には現時点では問題なかったですが、残りの期間は気を付けようと思った妊娠5か月目でした。

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