こんにちは。
最近、家族行事や友達の訪問があったりと嬉しいけど日々の生活とは違うリズムの日々が続いてなかなか更新が出来ていませんでした。
しかし、今日はフランスに来て初めてのビザ更新をしてきたので同じ状況の方の参考になればと思い、私の経験を記載したいと思います。今回は日本語のみでの更新です。
私の状況
まず、私のフランスでの状況は以下の通りです。
状況によって手続き方法や必要書類などが違うのであくまで参考として見てください。
- フランス人の配偶者(入籍済)
- 子供なし
- 在仏1年目。現在フランス入国10か月目。4月に1年のビザの期限が切れる。
- イゼール県在住
更新準備(予約を取る)
まず、ビザの更新は早めに動くことをお勧めします。うまくいけばいいですが、不備があったり不足書類があったりすると期限ぎりぎりになったりして精神衛生上よくないからです。笑
移民局(OFFI)では入国した最初の手続きをおこないますが、更新は県庁(Préfecture)での手続きです。県庁では予約なしでは手続きをしてくれませんので、まずはオンラインで予約をします。イゼール県はビザの切れる2か月前から予約を受け付けていました。
県庁のHPに行き(イゼール県の予約サイトはこちら)
私は初めての更新なので「Prendre rendez-vous pour une première demande de titre de séjour」と「 Prendre rendez-vous pour un renouvellement ou changement de statut」と迷ったのですが、あくまで更新なので「 Prendre rendez-vous pour un renouvellement ou changement de statut」の予約を取りました。上記のリンクはその更新の予約サイトに繋がります。
そこから午前は午後の予約枠を選択するして進んでいきます。確かAGDREEF番号の入力が必要だったので、予約時に手元に用意しておくことをお勧めします。番号はOFFIでの面接時にもらった書類などに記載されています。
ちなみに、予約は月曜日の午前中までくらいにアクセスしないと「Il n’existe plus de plage horaire libre pour votre demande de rendez-vous. Veuillez recommencer ultérieurement.」という予約がいっぱいだというメッセージが表示されて予約枠の選択画面に進めないです。なので日曜日の深夜0時(月曜日に変わった瞬間)から月曜の午前中までにアクセスしてみてください。
予約枠は直近は埋まっていて1か月後くらいからしか空いていないという噂を聞いていました。
私は4月20日にビザの期限を迎えるので2月20日の予約を取りたい。なので、その枠を取るために年明け1月2日に予約サイトにアクセスしました。そしたらやはり2月上旬くらいまでは予約が埋まっていて、2月20日は空いていたので無事に予約を取ることが出来ました。予約は逆算して早めに取ることをお勧めします。
予約をしたら予約票がメールでも送られてきますが、私は念のため印刷もしておきました。
更新準備(必要書類を集める)
この工程が一番苦労して、最後まで不安でした。。。
まず必要書類のリストを見つけること、そしてそのリストが合っているのかが分かりにくい!
私が見つけたリストが掲載されているイゼールのサイトリンクはこちら。ここには色んな種類のビザの種類の申請についてのリストや書類をダウンロードできるのですが種類が多すぎて私はどれに該当するの?という初歩的なところで躓きました。結局「Carte de résident – renouvellement 」というリストを使用しました。
リストある通り提出が必要だった書類は以下の通り
- 国籍証明「Justificatif de nationalité」
→ パスポートを用意しました。
写真あるページとフランス入国の日付のスタンプが押してあるページのコピーも用意しました。 - 住居証明「Justificatif de domicile datant de moins de 6 mois 」
→ 大家さんから貰っている、私の名前と今のアパートの住所が記載されている家賃の領収書を用意しました。
※注意※
結果的にこの書類は住居証明の正式書類としてみなしてもらえませんでした。
私たちは不動産業者を通して家を借りているのでは無く、大家さんと個人同士で契約をしているので、領収書も正式なものとして取り扱えないそうなのです。最終的には水道代の領収書を提出してOKをもらいました。これは夫の名前しか記載されていませんが、他の書類で夫の名前と、私と夫婦であることが証明されているのと、私と夫の苗字が同じだったので苗字と住所だけでOKがもらえました。 - 写真3枚 35 mm x 45 mm
→ 日本から持参したものがあったのですが、顔の写りの大きさや背景色(青)がNGかどうかわからなかったので念のためフランスのスーパーにある写真機でも撮って持参しました。結果的には日本のものでもOKでした。 - 有効期限を迎える在留カード(Carte de résident arrivant à expiration)
→ 在仏初年はカードは無くパスポートにビザが貼付けてあるのでパスポートを用意でOK。コピーも用意しました。
リストにはないけど提出が必要だった書類は下記の通り
- フランス発行の婚姻証明「Acte de mariage」
→ 念のため用意していてよかった!これはコピーを提出しましたが特に指摘されませんでした。日本での入籍をフランスに申請した際に、フランスが押印した婚姻証明を家族手帳と一緒に受け取りました。しかしその原本は私のビザ申請のために在日フランス大使館に提出していたのでコピーを念のため取っておいたのです。なので、もしお手元にない場合はフランス人配偶者にお願いして早めに市庁から婚姻証明を取得しておくことをお勧めします。 - 共和党統合契約書「Contrat d’intégration républicaine」
→ フランス入国後OFFIでの面接を受けた際にもらった書類です。 - フランス共和国の価値観を尊重する誓約書「Acte d’engagement à respecter les valeurs de la République française」
→ フランスのルールをちゃんと守りますよっていうような内容で、自分の署名をする書類です。私はOFFIの市民講座の3日目に配布されました。その際に1部は自分の控え、もう1部はOFFIに提出していて、もしかするとこれは今回は不要だったかもしれません。 - 市民研修の受講証明「Attastation d’assiduite et de serieux de la formation civique」
→ OFFIの市民研修の最終日にもらった証明書です。 - 情報シート「fiche de renseignements」
→ これは全く頭に無かった書類ですが、今まで更新を経験した方のブログなどを拝見すると必要そうだったので用意しました。そしてやはり必要でした!イゼールのサイト(こちら)からダウンロード・印刷して事前に記入しておきました。
※参考※
この書類の記入でなんと記入すればいいかわからない、もしくは記入要否が分からない項目があったので同じような方がいれば下記に記載するので参考にしてください。
①「Je sollicite un titre de séjour en qualité de :」という希望するビザの種類はフランス人の配偶者の場合「Conjoine de français」と記入します。
②「Je soussigné(e) M./Mme……m’engage à ne pas vivre. Je sollicite un titre de séjour en qualité de : en France en état de polygamie 」というフランスで一夫多妻をしていないという宣誓署名欄は一夫多妻制を採用している国以外の人も(日本人も)署名が必要です。
③家族の情報を記入する欄がありますが、こちらは自分のフランス人配偶者、両親兄弟の情報も記入が必要です。私は家族もビザを申請する場合のみ記入が必要だと勘違いして当日窓口で記入するよう指示されました。両親の生年月日を西暦で記入しなければならず咄嗟に思い出せなかったので焦りました。笑 事前に記入しておくことをお勧めします。 - 夫の身分証明書
→ 夫のCarte identitéとそのコピーを用意しました。
用意したけど意外に不要だった書類は下記の通り
- 家族手帳「livret de famille」
→婚姻証明は必要でしたが、家族手帳は不要でした。 - 入国後にOFFIで受けた健康診断の結果とレントゲン
- 出生証明
当日の流れ
私は11時に予約をしており、10分前に来るように予約票に書かれていたので10時45分ごろに県庁に到着しました。夫と一緒に行きました。実は夫(フランス人配偶者)の同伴が必要だと思っていなかったのですが、初回の更新で不安だったのでついてきてもらいました。そしたらなんと同伴必要と窓口で分かって驚いたのです。だって、私だけのビザだし、ビザの種類を変えるわけでもないし、結婚の証明は婚姻証明書や家族手帳で出来るから同伴必要とか驚いた!
それはさておき、待合室で待っていたら時間の5分前くらいにアナウンスで名前が呼ばれ指定された番号の窓口に向かいました。
いざ手続き開始!
窓口の方に用意した書類を出すように言われたのでとりあえずリストに合った書類と情報シートを提出。
ここで不足書類があると教えてくれるので言われた書類を出します。また、情報シートの記入漏れがあるとこの際に追記を指示されます。
最終的に上記に記載した「リストある通り提出が必要だった書類」「リストにはないけど提出が必要だった書類」を提出しました。
そして、窓口の方が婚姻関係が続いていることを証明する書類をくれるので私と夫のそれぞれの署名をしました。この時に夫の同伴が必要だったことに気づいて、ヒヤッとしたのでした。
また、上記に記載した通り住居証明は家賃の領収書が正式なものではないのでダメだったこともこの際に判明しました。夫の携帯に水道代の領収書のデータがあったので、それを窓口の人に言われたメールアドレスに送信して提出しました。こういう感じで、印刷が絶対に必要ではないのはフランスの手続きの助かる点でした。日本だったらここでは印刷できませんとか言われそう。そして本当に夫に着いてきてもらってよかった~~~!!
ちょっと焦ったりもしましたが、想像よりもスムーズに進み、書類の提出・確認は10分程度で終了。指紋の登録を行った後、すぐにその場で半年(10月まで)のレセピセ(仮の滞在許可証)を受取ることが出来ました!
おそらく次は2年の滞在許可証(カード)が発行されるだろうということと、発行の用意が出来たらメッセージでお知らせがいくのでそれまではレセピセを携帯する容易にいわれて手続きが終了しました。
感想
周りの在仏日本人の話を聞いていると本当に県によって手続きの速さや対応が様々!必要書類は今回の私の経験を鵜呑みにせず、不要と思われるものでも持っている書類を全て持参するのが安全でしょう。
でもイゼールは職員の方の対応も丁寧だし手続きのスピードも想像していたより早いと今までの手続きをしていて感じています。県庁に到着した際の待合の場所を聞いた際の職員の方も親切だったし、手続きをしてくれた窓口の方も親切でした。
とはいえ、フランスに居られるかが決まる大事な手続きなので数日前から緊張しました。大丈夫とわかっていても緊張するんですよね。。。
フランスでの手続きは1発で問題なく終わる方が珍しいと思って毎回挑むことをお勧めしますし、何が起こるかもわかりません。再度予約を取って県庁に出向くことになって期限が切れてしまった!なんてことにならないように早め早めに用意をするようにしましょう。その用意に私の今回の経験が参考になると嬉しいです。
私もまだカードが手元に届くまでは完全には安心できません。レセピセが発行されたので大丈夫だと思いますが、不備の連絡が来たり、無事カードが届いたり進展があったらこちらの記事に追記しますね。