フランス ビザ(滞在許可証)~配偶者ビザ更新 2025年版~

こんにちは。

先日、フランスのビザ(滞在許可証)の更新が無事に完了しました。オンラインでの申請方法など、私の経験した2025年版の更新の流れを共有します。結果的に、私は今回10年のビザをGetすることができました。

フランス ビザ(滞在許可証) 配偶者ビザ更新の流れ 2025年版

私の状況

まず、私のフランスでの状況は以下の通りです。
状況によって手続き方法や必要書類などが違うのであくまで参考として見てください。

  • 2022年1月にフランス人夫と日本で入籍。2025年1月で結婚4年目突入。
  • 現在、Savoie(サヴォワ県)在住
  • 2025年4月に配偶者ビザが切れる。
  • 在仏3年目。2025年4月で4年目に入る。
  • 2022に初回ビザ1年を取得、2023年更新時に2年を取得。今回が2回目の更新。

ビザ更新の更新時期

フランス政府のサイトには、期限が切れる4か月前から2カ月前までにオンラインで申請するよう記載されています。
実際私も「2025年4月4日に期限を迎えるので更新を希望する場合は遅くとも2月2日までにオンライン申請をするように」というSMSがビザの期限の4か月前(2024年12月5日)に、県庁(Préfecture)から届きました。SMSはANEFに登録している電話番号に届きます。

更新はANEFのマイページから行います。更新の方ならすでにアカウントがあるはずなので説明不要かと思いますが、ANEFは移民がビザ更新やフランス国籍申請に使用するサイトです。登録のアドレス、電話番号や住所などの変更もそちらのマイページから行います。私は2024年に住所変更を行いましたので、そちらについて知りたい方は下記リンクを参照ください。

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ビザ更新の流れ

更新準備 必要書類を用意する

必要書類はオンラインの申請画面で提出すべき書類を指定されます。在仏期間や婚姻期間など条件によって必要書類も異なる場合がありますので、あくまで私の場合の必要書類を記載します。

また、⑤~⑦の★の書類は私が申請時に添付を忘れたので後から追加提出の指示があったり、申請後に新たに提出指示が来た書類です。

  1. 6か月以内に撮影した証明写真「Photos d’identité」
    →写真もオンラインで提出します。e-photoというシステムに対応したで写真を撮ります。対応の写真機はスーパーなど街中に結構あります(こちらから検索もできます)。印刷された写真の横にコードが記載されているので、オンライン申請画面にそのコードを入力すると、写真データが送信される仕組みです。写真までオンライン送信できるなんて便利です。ただ、現物を提出する方法の場合は見た目に相当な変化が無い限り数年前の写真でも気にせず使えましたが、データ送信だと撮影時期がごまかせない可能性があります。ビビりの私は近所のスーパーにある写真機で新たに撮影しました。
  2. 身分証・国籍の証明書「Justificatif de nationalité」
    →パスポートのPDFを用意しました。
  3. 6か月以内に発行された住居証明「Justificatif de domicile
    →公共料金や家賃の請求書などが使えますが、我が家はそれらはほぼ夫の名義です。加入している任意保険の書類の宛先には唯一、私の名前も入れてもらっているのでそちらのPDFを用意ました。たまに2種類以上提出を求められる場合があるので、現在の家の持ち主である義母に、私と夫は〇年〇月〇日から住んでいますという文章をサイン入りで一筆書いてもらい、義母のIDと共にPDF化したものも用意しました。
  4. 婚姻関係継続の宣誓「Déclaration de concubinage」
    →配偶者ビザなので、現在も偽りなく婚姻関係が続いていることを証明する誓約書が必要です。フォーマットは「Déclaration de concubinage」でネット検索してもいいですが、私はこちらのフランス政府HP上の作成ツールを使用しました。フランス人配偶者と自分の名前や住所などを入れるだけで数分で作成できました。夫と私、両者の署名をして、こちらもPDF化しておきます。
  5. ★夫婦2人が共同生活をしている証明 2種類「2 Justificatifs recents prouvant la vie commune」
    →こちらは偽装結婚でのビザ取得・更新を防ぐためでしょうか?夫婦連盟の書類を2種類提出する必要がありました。具体的にはどの書類でOKをもらえるか分からなかったので、とりあえず私は「夫婦共同名義の銀行口座のRIB」と「③の住居証明で提出したのと同じ任意保険の夫婦連盟の書類」をPDFで用意しました。結果的にこれで問題なかったです。
  6. ★フランス共和国の原則を尊重することを誓約する契約書「Contrat d’engagement à respecter les principes de la République française」
    →こちらは後で記載する「オンラインで更新の申請をする」のステップでダウンロード方法を説明します。印刷・署名したものをPDF化します。
  7. ★フランス語A2以上の証明「Diplôme A2 en langue français」
    →こちらは10年のビザのためのようです。日本で取得していたDELF(A2)の合格証書をPDF化して提出しました。

ど忘れしてしまったのですが、上記に加えてもしかすると婚姻証明「acte de mariage」も提出したかもしれません。記憶が定かでなくすいません。

オンラインで更新の申請をする

  • まず、ANEFのマイページにログインし、「Je demande ou renouvelle un titre de séjour」をクリックします。
  • 「居住許可の申請には、署名された「フランス共和国の原則を尊重することを誓約する契約書」を添付してください」という内容の下記画面が表示されるます。署名しPDFで提出が必要になるので契約書のフォーマットを緑枠をクリックしダウンロードします。ダウンロードしたものは署名しデータ化(PDF)しておきます。フォーマットのダウンロードができたら下記画面では「Fermer la fenêtre」を押してウィンドウを閉じます。その後ろに見えている画面では、自分自身のビザの更新か15歳以下の子供の更新か聞かれています。配偶者ビザなので「Moi-même」→「Et je suis titulaire d’un de séjour/VLS-TS」を選びます。
  • 不覚にも以降の画面を画像保存するのを忘れてしまいました。しかし難しいことはありません。画面の指示通りに簡単な情報入力を行った後、記載・指定される必要書類をpdf添付し完了するだけです。
    この時、必要書類⑥のフランス共和国の原則を尊重することを誓約する契約書「Contrat d’engagement à respecter les principes de la République française」の添付欄が無かった、もしくは私が見落としたので添付を忘れてしまいました。でも心配はいりません。追加書類や不足書類がある場合は連絡がきます。以降は追加書類や不足書類の提出方法を続けて記載します。
  • オンライン申請を12月11日に行い、2日後の12月13日にANEFのマイページ経由で下記のメッセージが届きました。ちなみに登録のメールアドレスにも通知が来るのでこまめにメールチェックはした方が良いです。
    赤枠部分内の追加書類を提出するよう指示がありました。「Justificatif de communauté de vie」と記載があるので、夫婦共同生活を証明する関連の書類だと思われます。


    この時、私は10年ビザがもらえる可能性を知ったのです。知り合いから聞いた話では、紙で申請書を提出していた時代は10年ビザ用の申請書があって自分でそれを書いて申請していたそうですが、オンライン申請では特に自分で年数を指定するところはありませんでした。ちなみに、フランス政府のサイトでは、10年ビザをもらえるのは下記の条件を満たした場合と記載がありました。(あくまでフランス人の配偶者のビザの場合の条件。2025年3月現在の情報。)
    ・フランス人と結婚して少なくとも3年が経過していること
    ・配偶者がフランス国籍であること
    ・夫婦の共同生活が続いていること
    ・フランス国外で結婚した場合は、そのことがフランス側にも登録されていること
    その他、申請者の国籍などによっても左右されるようです。また、上記条件には入っていませんが、私はフランス語A2以上の証明も求められたので上記条件が揃っていても必ず10年のビザが承認される訳ではないのかもしれません。婚姻期間については、私は申請時点ではギリギリまだ2年目の終わりでした。ですが、ビザの期限時点では3年が経過するので許可してもらえたのだと予想します。

更新手続き完了~滞在許可証受け取り

更新手続きが完了した知らせが届く

2025年1月8日にANEFのマイページ経由で下記のメッセージを受け取りました。

無事にオンライン申請が受理され、新しい滞在許可証は作成中であることが記載されています。また、新しい滞在許可証が出来上がったら県庁から連絡があること、それまでは添付の証明書を新しい滞在許可証として使用できることも記載されており、「Attestation decision favorable」という証明書がダウンロードできました。その中には新しいビザの期限も記載されており、問題なく10年のビザが承認されたことを確認しました。

申請したのが12月11日なので不足書類を追加提出した日数を加味しても、1カ月程度で承認されました。ちなみに新しいビザの期限は10年後の1月。古いのが4月までだったので3カ月分くらいは損した気分です。新しいのも4月までにしてほしいですね。まぁ、手続きは簡単だったから仕方ないと思うことにします。

次は最終ステップの新しい滞在許可証の受取です!以前の記事にも書いたことがあるのですが、この時点ではまだ新しい滞在許可証はできていないのでまだ県庁に予約を取るのは早いです。県庁からの知らせをゆっくり待ちましょう。

県庁(Préfecture)からSMSを受信

2025年1月27日に県庁から、新しい滞在許可証が完成したので予約を取り、受け取りに来るよう記載されたSMSを受信しました。また、その中には税金225€を支払うように記載されていました。

  • 新しい滞在許可証の受取のために、県庁のHPで予約を取りましょう。
    私はSMSに県庁(私はサヴォワ県)のサイトのURLが添付されていましたが、県庁HPを直接ネット検索でもいいでしょう。予約なしでは受け付けてもらえないので忘れずに予約を取りましょう。また、滞在許可証が出来たことを知らせるSMSの受信前に県庁に滞在許可証を取りに行っても「まだ出来ていませんよ」と門前払いされるので注意が必要です。実際私が以前に行った時に、私の前の人が門前払い食らっていたことがありました。予約を取ったら予約票「Convocation au rendez-vous」を印刷しておきましょう。
    ちなみに、私はちょうど1月に出産したばかりだったので予約を3月にしました。先過ぎるかなと心配しましたが、特に問題ありませんでした。
  • オンラインで税金を支払いましょう。
    今回のSMSに記載されている金額を支払う必要があります。225€、痛いですね。。。でも払うしかないのでオンラインで払います。この金額は前回更新時も同額だったので、2年ビザでも10年ビザでも金額は変わらないようです。
    Timbres.impots.gouv.frというの政府の専用サイトから支払いを行います。県庁HPで予約を取る際にもリンクがあるはずなのでそこから直接同じサイトに飛ぶこともできます。支払いが完了したら支払証明「Timbre fiscal electronique」を印刷しておきましょう。

県庁(Préfecture)に新しい滞在許可証を受け取りに行く

用意しておく書類は下記の通りです。

  1. 身分証明書「Pièce d’identité」
    →パスポートですね。
  2. 県庁の予約票「Convocation au rendez-vous」
    →予約を取った時にダウンロードできます。(メールでも送られてきました)
  3. 電子納税証明書「Timbre fiscal electronique」
    →オンラインで税金を払ったときにダウンロードできます。(メールでも送られてきました)
  4. 期限を迎える古い滞在許可証
    →こちらは現地で新しいものと交換されます。

②③に関しては、携帯の画面で提示するだけでもOKかもしれませんが、私は心配性なので印刷して持っていきました。

私の行ったシャンベリーにあるサヴォワ県の県庁は、予約時間に行けばあまり待ち時間はありませんでした。私は午前中の一番最後の予約枠だったので、前の人たちが長引いて時間通りには呼ばれませんでしたが、それでも予約時間の10分後くらいには呼ばれました。新しい滞在許可証を受け取りたいことを窓口で伝え、上記①~④持参書類を提示すると、問題なければ新しい滞在許可証を渡してくれます。受取のサインをしたら終わりなので、手続き自体は2分ほどで終了でした。

窓口のお姉さんが私の滞在許可証が「ないない」と探していてドキドキさせられた瞬間がありました。どうやらお姉さんは私の結婚後の姓で棚の中を探していたようで、旧姓で探したらすぐ見つかったというプチアクシデントがありました。配偶者ビザで名前が変わっている方はそういうことがあったら、旧姓での可能性を伝えてみましょう。

まとめ

ということで、フランスの配偶者ビザ(滞在許可証)のオンライン申請についての実体験をまとめてみました。

どんどん進化して手続きが簡単になっているのと、申請の為に県庁に行く手間がなくなったのがとても便利だと思いました。不足書類があってもちゃんとお知らせが来るので心配する必要も無いし、再度県庁に行く必要も無いので、オンライン手続きは申請者にも県庁職員にもメリットは大きいのではないでしょうか。

ただ、フランス語だし、表記が分かりにくいところがあるのも正直なところ。今回の情報がビザ更新を控えている誰かの役に立てば幸いです。

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