こんにちは。
先日、日本の家族に南フランス旅行のお土産を小包で送りました。その方法を共有したいと思います。以前に、専用の箱を郵便局で購入して小包を発送する方法を紹介したことがありましたが、今回は箱も送付状も自宅で用意する方法を紹介します。
La Posteから日本に小包を発送する方法
私が使用したことがある、フランスの郵便局La Posteからの日本への小包発送方法は下記の2つです。
- 郵便局で国際発送小包用Colissimoの箱を購入
- 箱も送付状も自宅で用意
私は両方メリットとデメリットがあるとかんじているので、シチュエーションに合った方法を利用するのがいいでしょう。それぞれの詳しい発送方法を紹介します。
郵便局で国際発送用小包Colissimoの箱を購入し発送する方法
郵便局で国際発送小包用Colissimoの箱を購入し、購入時にもらえる送付状と税関申告書は手書きで記入し送付する方法です。こちらの詳しい発送方法は過去記事にしていますので、下記リンクから確認してください。
こんにちは。
数週間前に、初めてColissimoというフランスのから日本へ小包を送ってみたので流れや、手こずったところなどを紹介したいと思います。
今回は日本語のみでの更新です。
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発送用の箱を用意
ま[…]
私は今までは、この方法を使用していました。箱は定額で、5キロまで詰められて56€(去年2023年に投稿した過去記事では52€だったのでかなり値上がりしていますね。)です。送料等の費用込みの料金なので箱を購入時に前払いで支払った後は、これ以降支払うお金はありません。
箱も送付状も自宅で用意し発送する方法
こちらは私が今回、初めて使用した方法です。手順は下記の通り。
- まず、箱は自宅に合った手ごろな大きさのAmazonの箱を再利用しました。
- 送りたい内容物はそれぞれの重量と購入時の値段をメモしておきます。あとから税関申告書を作成する際に必要になります。
- 梱包します。かなり雑な扱いをされても破損、汚損なく無事に到着するように、厳重に梱包することをおすすめします。この時点では、念のためまだ封をしません。
- 次に、送付状と税関申告書の用意をします。La posteのHPに行きます。
- トップページ上部にある「Le colis」をクリックし、左に表示される選択の中から「Envoyer un colis à l’international」をクリックします。
- 遷移先のページで「J’envoie à l’international」をクリック。
- 下記の画面で情報を入力。
・Départ = 出発地。「France」を選択。
・Destination = 出発地。「Japon」を選択。
・Dimention = 大きさ。
3辺の合計が150cm以内かつ最長辺が100cm以内であれば「Standard」を選択
3辺の合計が150cm~200cm以内であれば「Volumineux & Tube」を選択
・Pois = 箱の重量込みの小包全体の重さを入力
・Mode d’envoi= 発送方法。「Depuis un point de contact La Poste」を選択。
・Mode de livraison = 配達方法。受取人サインが必要な「Avec signature」を選択。
最後に「Envoyez votre colis」をクリック。 - ログイン画面が表示された場合は、ログインもしくはアカウントを作成してログインをします。
- ログインしたら⑦で入力した情報が反映された画面が出てくるので確認して、右横の「Etape suivante」をクリック。ログイン時に情報がリセットされている可能性もあるので、⑦で入力した情報が反映されていなければ再入力し「Etape suivante」をクリック。
- 発送者(自分)の情報が反映されている画面が出てくるので確認。
下部の「Mode d’envoi du colis」のところで、「Voir la carte」をクリックすると荷物を預けることができる最寄りの郵便局を調べられます。特に郵便局の指定は必要ないです。このページの情報が問題なければ「Etape suivante」をクリック。
- 次は受取情報のページです。まず「Adresse du destinataire」の項目の「Renseigner une adresse(赤枠)」選択し受取人の名前・住所を入力します。今後も同じ送り先に送付する予定があるのであれば、緑枠部分をクリックし送付先を登録しておくと楽です。
「Mode de livraison colis」では、Avec signature(署名で受取り)が標準装備されています。追加の補償を希望する場合は、「Je veux une indemnisation supérieure」を選択して追加補償の内容を入力します。私は今まで追加付帯したことはありません。
「Instructions en cas de retour du colis」では、小包が届けられなかった場合の希望の対応を選択します。有料で荷物を回収したい場合は、「Récupérer le colis – payant」を選択します。「Etape suivante」をクリック。 - 次は税関申告の情報を入力する画面です。
「Nature de votre colis」は送付目的ですので、家族や友人にプライべートな荷物を送る場合は贈り物である「Cadeau」を選択します。
「Détails des objets à déclarer en douane」の項目は、内容物の詳細を1品ずつ入力していきます。品物の種類、重量、値段、個数を入力します。複数の品物を入れる場合は青枠で示している「Ajouter un article +」をクリックし、項目を追加します。画像は1品のみの場合の画面ですが、私は今回、ワンピース、シャツ、鞄、タオルの4品を入れましたので、「Objet」の項目は最終的に4項目となりました。
緑枠で示している項目は、自分が入力した品物のの合計重量と合計金額が表示されています。ここで内容物の重量を計り直したかったりすることがあるので、③の工程では封をしませんでした。
問題なければ、「Ajouter au panier」をクリック。
- 今まで入力した情報がまとめられた画面が表示されるので、確認し、間違っている内容があれば「Modifier」をクリックし希望箇所を修正、問題なければ「Accéder au panier」をクリック。
- 最終的な値段が表示されるので、OKだったら「Valider mon panier」をクリック。
- 支払の画面に進みます。カードかPaypalでの支払いが選択できます。希望の支払い方法で完了します。
- 登録・支払いが問題なく完了したら、登録メールアドレスに確認メールが届きます。そのメールに中の「Télécharger mon étiquette」をクリックし、送付状と税関申告書をダウンロードし、すべてA4で印刷します。
送付状が1部、税関申告書が4枚、税関向けインヴォイスが2枚、計7枚印刷します。
- 発送の段ボールの封をし、まずは送付状を段ボールの見えやすい場所に貼り付けます。⑯で印刷した下記の送付状の左半分(赤枠)のみを切り取り、テープなどでしっかり箱に貼ります。右側は自分の控えです。
- 次に、税関申告書を用意します。同じ内容の下記の紙が4枚印刷されますが、3枚は提出用、1枚は自分の控えです。自分がLaPosteのページで登録した内容が表示されているので内容を確認し、提出用3枚には自分の署名をします。(赤枠部分)
- 税関向けインヴォイスを用意します。同じ内容の下記の紙が2枚印刷されますが、1枚は提出用、1枚は自分の控えです。こちらも自分がLaPosteのページで登録した内容が表示されているので内容を確認し、提出用1枚には署名日の日付と、自分の署名をします。(赤枠部分)
- ⑱⑲で署名をした提出用の税関申告書3枚と、税関向けインヴォイス1枚の合計4枚を合わせて箱に貼り付けます。配達が完了するまで書類が無事である必要があるので、ビニールの袋などに入れる必要があります。私は以前にリンクのような袋を購入していたので、それを使用しました。書類4枚を重ねて折って袋に入れ、⑰で貼った送付状の横に貼り付けました。
荷物の用意は以上です。 - 支払を完了して送付状・税関書類を印刷してから1週間以内に郵便局へ持ち込み発送をする必要があります。
発送は、窓口で荷物を私すのみです。支払いはネットで完了しているので、追加の支払いはありません。税関書類は係の人によって確認される場合とされない場合があると思いますが、私は今回、書類にサインはしているか口頭で聞かれたのみで特に内容は確認されませんでした。
それぞれのメリットデメリット
郵便局で国際発送小包用Colissimoの箱を購入する場合
メリット
- 家に手ごろな箱が無い場合便利
- 箱は丈夫な作りなので箱自体が激しく破損する危険性は低い
- 重量のリミットを守れば詰め放題なので、スペースが余れば料金を気にせずに内容物を追加できる
デメリット
- LaPosteの窓口に箱を買いに行く(もしくはLaPosteのHPで購入する)手間が必要。
- 重量の融通が利きにくい。
2024年9月現在、上限が5キロ用(56€)、7キロ用(78€)の箱しかないので、それ以下の荷物を送る場合、割高・損になってしまう。以前は3キロ用もあった気がするが、今は見当たらない。
箱も送付状も自宅で用意する場合
メリット
- 自宅に余っている箱を再利用できる。
- LaPosteの窓口に箱を買いに行く必要がない。
- 重量に合わせて料金が計算されるため、5キロ以下の小包を送付する場合に損した気分にならない。
デメリット
- 自分で箱の補強をする必要がある。強度が弱い箱を選ぶと破損するリスクが上がる。
- 家にプリンターが無い場合、送付状・税関申告書を印刷するのが難しい。
- パソコンが苦手が場合、操作が難しいと感じる人もいるかも。
それぞれの発送方法に共通する注意点
- 私は今回は南仏のマルシェで購入した鞄と服を入れたので、割れ物はありませんでしたが、前回送付時は緩衝材を入れていてもタプナードの瓶が割れていたりしたので、例えLaPosteno箱を使用したとしても割れ物はしつこいくらい個別に緩衝材で梱包する方がいいでしょう。
- そもそもフランスから海外に発送できない品物、日本には送れない品物があるので、自分が送付するものが送っていいものかどうか確認してから梱包するようにしましょう。私は以前にフランスの食後酒を日本に送ろうとしたときに、アルコール度数が高すぎて郵便局で断られたことがありました。ワインやビールが普通に送れていたので、疑いなく正直に書類申告したら「だめよ」を言われちゃいました。
まとめ
今回は、自宅で箱と書類を用意する方法を紹介しました。発送から1週間くらいで無事に届いたと日本の家族から連絡がありました。私の場合は近所にLa posteが無いのと、送付状はパソコンが楽だったので今後も今回と同じ方法を使おうと思っています。
以前に紹介した、郵便局で国際発送小包用Colissimoの箱を購入する方法もあり、どちらもメリットデメリットがあります。ご自身の状況に合わせて利用してみてください。
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