こんにちは!
以前に日本の運転免許証からフランスの運転免許証に切り替えるまでを投稿しましたが、その際にフランスに提出した日本の免許証原本を返却してもらう手続きをしたので紹介したいと思います。
フランスの免許証への切替方法は下記の過去記事をご覧ください。
こんにちは。
今回は、フランスでも運転できるようにする手続きを始めたので共有したい。いつものことながら、手続き関連のため日本語のみで投稿します。
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フランスで運転するには?
どのVISAで滞在するかによって[…]
こんにちは。
やっとフランスの免許証しました!
以前の記事で日本の免許証をフランスの免許証に交換するための申請方法を共有しました。
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始めに現在の状況を説明すると、上記リンクの過去記事の通り2022年7月にフランスの運転免許証を申請し、2023年1月に手元にフランスの運転免許証が届きましたが、日本の運転免許証は手続きのためフランスに提出していたので手元にありません。そして、日本の免許証はこちらからアクションを起こさないと手元に返ってこないのです。
しばらく日本に帰る予定は無かったので、免許証もすぐに必要無いし、いつか返却依頼すればいいと思ってほったらかしにしていたら、なんと!今年(2023年)5月に祖母が亡くなったので急遽日本に一時帰国することになったのです。その時に日本の免許証が無くて焦りました。こういう有事がまたいつ起こるか分からないのでフランスに帰国してからすぐに日本の免許証の返却手続きを行いました。
なぜ日本の免許証をフランスに提出するのか
在フランス日本大使館のHPに下記の記載があります。
「※EU諸国が発行する運転免許証と、EU諸国以外の第三国の運転免許証を二重に所持することは、EU指令により禁止されています。 フランスの運転免許証取得後、日本で再取得した日本の運転免許証は、日本国内でのみご使用ください。」
上記の通り、EU諸国発行の免許証とそのほかの国で発行した免許証の両方を所持することができないのです。私が調べたところによると1991年にEUで採択された運転免許指令で、提出後の免許証の取り扱いは国毎に異なるそう。私がフランスの免許申請の手続きの時も日本の免許証原本の提出を命じられたのはこのルールによるものです。
「提出後の免許証の取り扱いは国毎に異なる」と記載がありますが、回収された免許証は廃棄ないしは一時保管されることが多いようです。しかし、免許証を回収された私からすると、いやいやそんなこと言ったら日本への一時帰国の時どうするんだよっていう疑問と不満が出てきます。
日本政府はこの不都合を解消するためにEU諸国に対して日本の免許証の即時返却を要望しているようで、それによって今回の記事で記載する日本の免許証を返却してもらえる手続きが行われているようです。フランス的には「EUでの免許証の二重所有禁止というルールは変えられないけど、実際は不都合があるなら日本の免許証は日本政府に返すから、そのあとのことはそっち(日本)でどうにかして」というグレーな状態と思われます。
どこに返却依頼をするのか
これの答えは在フランス日本大使館です。
まずはこのリンク先(大使館のホームページ)の「フランス当局による日本の運転免許証返還措置」の欄に記載されているアドレスにメールで自分の日本の免許証がフランスから返却されているかを問い合わせます。メールの内容はHPに指示が書いてあるので、その指示通りでOK。
ちなみに、私はイゼール県在住なので管轄はリヨン領事館ですが、そちらのHPに記載されている問い合わせ先アドレスも同じだったので、今回の日本の運転免許証返還の手続きについては特に管轄は分かれていないようです。
8月1日(火)の夜中にメールで問い合わせをしたら、なんと翌朝の9時半には回答が来ていました!さすが早い!
回答内容は、「ご依頼に基づき確認致しましたところ、●●様の日本の運転免許証は当館に返還されております。つきましては、
メールに添付されていた返還方法についての案内書は下記にPDFのリンクを貼っておくので、参考にしてください。内容は随時変更されると思うので、あくまで参考程度です。
案内書のリンク
どうやって返却されたのか
案内書に記載の通り、日本の免許証を返してもらう方法は、パリにある日本大使館に本人または代理人が直接出向くか、郵送だったので私は郵送を選択しました。
それぞれの返却方法に対しての必要書類は案内書に書かれています。
郵送で返却してもらうために用意するものは下記の通り。
- 返還依頼書
大使館からのメールに添付の案内書に付いています。 - 返信用封筒
日本大使館が免許証を送ってくれる時に使用される封筒なので、宛先は自分の住所を記載します。
約 11cm x 約 22cm(これより小さいものは不可)の封筒。 - 「RECOMMANDE AVEC AVIS DERECEPTION」の送付状
こちらは、日本でいう書留のように追跡かつ受取手の署名が必要な送付方法で、送付状はフランスの郵便局に置いてあります。
免許証という大事なものを大使館が私たちに送ってくれるので、私たちが確実に受け取ったかどうか大使館が確認するために使用されます。こちらも宛先は自分の住所を記載します。
②の返信用封筒に貼って送付されますが、貼るのは大使館なので私たちは送付状は封筒に貼りません。 - 書留郵送料に相当する切手
案内書には目安として6.77€と記載してありましたが、心配性の私はすこし多めに切手を買って貼りました。下記の画像は大使館が免許証を送ってきてくれた時の②の返信用封筒の写真です。切手だらけ。笑
裏側には③の送付状が貼られていました。
私は何も考えず切手を封筒に貼ってしまい、特に問題はありませんでしたが、切手は貼らずに同封の方がいいかもしれません。
- 送付用の封筒
①~④をこの封筒に入れて封をし、郵便局から発送しました。
返却までの所要時間
8月7日にポスト投函をして、8月16日に日本の免許証が届きました!
下記の写真の台紙に免許証が貼ってありました。(剥がした後なのでボロボロですいません。笑)
特にすぐに免許証が必要ではないですが、手元に戻ってくるとやはり安心感がありますね。
返ってこなかった場合
私の場合は運良く返却してもらえましたが、稀に返却してもらえなかったり、今後返却が不可になる可能性もゼロではありません。また、急遽日本に帰るが返却してもらえるまで日数が足りないという場合などもあるでしょう。
そんな時も、日本で運転する方法は何パターンかありますので、参考で大使館の対象ページのリンクを貼っておきます。
もし困っている人がいたら、参考になさってください。