日本の免許からフランスの免許への切替 ~申請~

こんにちは。

今回は、フランスでも運転できるようにする手続きを始めたので共有したい。いつものことながら、手続き関連のため日本語のみで投稿します。

フランスで運転するには?

どのVISAで滞在するかによって条件が異なる。以下は2022年8月現在、在フランス大使館の情報。

  • 長期滞在者(学生、ワーキングホリデーを除く)の場合長期滞在者は、フランス入国後1年以内に、日本の運転免許証をフランスの運転免許証に切り替えが必要。滞在許可証取得後(1年間有効VISAを所持している方はVISAを有効化後)、速やかにフランスの運転免許証への切り替え手続きが必要。※ ただし、フランス到着直後、そして滞在許可証を申請中の場合に限り、日本で発給された国際運転免許証(フランス到着直後のみ)、又は有効な日本の運転免許証とその仏語翻訳を携帯することにより、フランス国内で運転することが可能。
    ※ フランス入国後1年が過ぎると、フランスの運転免許証への切り替え申請が出来なくなるので注意。
  • 学生及びワーキングホリデーの場合学生(滞在許可証にETUDIANT-ELEVEと記載されている)及びワーキングホリデーは、日本の運転免許証をフランスの運転免許証に切り替えることができないため、有効な日本の運転免許証とその仏語翻訳を携帯することにより、フランス国内で運転が可能。
  • 旅行者の場合旅行者は、日本で発給された有効な国際運転免許証と有効な日本の運転免許証を携帯することによりフランス国内で運転が可能。
  • 他のEU 諸国発行の運転免許証を所持の場合他のEU諸国発行の運転免許証を既に所持している場合、その運転免許証でフランス国内を運転可能かどうか、居住地の県庁(PREFECTURE)又は支庁(SOUS-PREFECTURE)に問い合わが必要。
長期滞在者(学生、ワーキングホリデーを除く)の免許切替の流れ

ということで上記の分類だと、私は長期滞在者に該当。なので、ビザ有効化から1年以内にフランスの免許への切替が必要。それを過ぎると、なんとフランス人と同じように免許試験を受けないといけない!

夫と日本に住んでいたときは、日本にはそいった切り替えの期間のリミットは無く、夫は長期VISA取得から7・8年後にやっと日本の免許を申請に行ったのでフランスでも同じような感覚でいたので放っておいたらフランスで試験を受ける羽目になるところだった。

夫が東京で車が不要だったように、公共交通機関が発達しているパリに住んだら免許がいらないからうっかり切替忘れなんてことがありそう。

そんなこんなでフランス入国すぐに調べたので、早めに準備を開始。

2020年8月からオンラインで申請になったらしい。ありがたい。
申請サイト ↓↓↓
https://permisdeconduire.ants.gouv.fr/

  1. 上記の申請サイトにアクセスし、まずはアカウントを作成。その後、下記のマイページ右上にある「Nouvelle demonde」をクリックすると、申請に進める。ただし、私は必要書類の一覧が確認したくてまずこのサイトに行き、書類をそろえる必要があったので即日申請完了はできなかった。必要書類がすでに分かっている場合は書類をそろえてからアカウント作成でもOKだが、あとで「これが足りなかった~!」となるのが嫌だったので、私は先にアカウントを作成。
  2. そんなこんなで申請に進み、申請理由や住所氏名などの個人情報を入力。後半に、写真を登録するページが出現。写真は2通りの登録方法があり、1つ目は証明写真を郵送で送る方法、2つ目は写真データをオンライン登録する方法。私は後者を選択。オンライン登録?と初めは思ったが、調べてみたらとっても便利。日本と同じような証明写真の機会で写真を取ったら、専用番号が印刷された証明写真が印刷されて出てくるので、その番号を免許申請のオンライン画面で入力するだけ。「photomaton」と調べてHPに行くと最寄りの証明写真機が検索可能。

  3. 写真の登録が終わったら必要書類のPDFを登録する画面が出現。ここで自分は何の書類が必要かを確認することが出来る。自分に該当しない項目は登録不要。申請画面は途中保存できるので、私は必要書類を確認したら、一旦ここで途中保存した。
  4. その後、必要書類を集める作業。私の必要書類は下記の通り。すべての書類、スキャンデータを用意する。

    1)運転免許証の翻訳「Traduction du titre du permis de conduire」
    こちらは在フランス日本大使館に翻訳を依頼した。県によっては法廷翻訳じゃないといけない場合もあるかもしれないという情報もあったが、私は大使館の翻訳のみを用意。大使館への依頼については下記のリンクを参考にして下さい。居住地によって大使館か、リヨンの日本領事館かが変わるため注意。下記リンクはリヨンの日本領事館のHP。
    リンク:https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/untenkirikae.html


    2)居住証明「Justificatif de domicile」
    家賃や公共料金の名義が自分で、その請求書や領収証などに住所が書いてあればそれが一番簡単。私の場合はすべて夫名義にしており、しかもVISAなど正式に登録している私の住所は入国時一時滞在していた義母宅のままのため、義母に「この人は●年●月●日からここに住んでますよ」という書面を書いてもらってそのスキャンを用意。免許申請画面の登録住所も義母宅の住所を入力した。かつ、義母のIDカードのスキャンデータも用意。3)日本の運転免許証原本「Permis de conduire actuel」

    これはただ日本の免許証の裏表をスキャンするのみ。4)フランスの通常の住居証明「Justificatif de Résidence normale en France」
    直訳の日本語で書くとよくわからない名称だが、滞在許可関連の確認と判断し、VISAのスキャンとそのVISAを有効化したときの証明書のスキャンを用意。
    5)3か月以内の日付の運転権利の証明「Attestation de droits à conduire datant de moins de 3 mois」
    こちらは日本の免許が有効なのかの証明。大使館に「日本の運転免許証の有効性に関する書簡」を申請するとこれに相当する書類を受け取ることができるため、私は運転免許証のフランス語翻訳と一緒に申請した。6)身分証明書「Pièce d’identité」
    IDカードは持っていないため、パスポートのスキャンを用意。
    7)出生証明書「Extrait d’acte de naissance」
    日本は出生証明という名の書類は無いため、戸籍謄本に基づいて大使館に出生証明書を作成依頼。私は事前に日本で戸籍謄本を取っていたなかったため、日本の母に頼んで戸籍謄本の取得とそれに対してのアポスティーユ申請をしてもらい、フランスの自宅に郵送してもらった(健康保険など今後も必要になりそうだったため2部ほど頼んだ)。それを大使館に翻訳依頼。8)運転権利の証明の翻訳「Traductionde l’attestation de droits à conduire」
    これは5)のフランス語翻訳と思われるのだが、そもそも日本大使館が作ってくれた5)がフランス語なので必要なのかはわからなかったのだが、一応5)と同じデータを用意。
  5. 全ての書類のPDFデータが揃ったら、③で一旦保存したマイページに戻り、ひたすらデータを登録。登録して最終確認したら申請ボタンをおして申請完了!

私は早めに調べたのは良かったものの、日本から戸籍謄本を取り寄せたり日本領事館に翻訳書類を受取りに行くのが遅れたりと結局書類をそろえるのに時間がかかったので、4月中旬にフランスに来てから3か月後の7月に申請完了した。

語学学校のクラスメイトは申請から2か月でGETしたという人もいれは、半年かかったという人もいてほんとにいつできるかわからない。。マイページから進捗が確認できるため定期的にチェックしているが8月現在は今のところ動きは無い。翻訳は法廷翻訳ではなく大使館の翻訳だったり、いろいろ不安要素があるのでまだドキドキしている。無事に免許取得できるのか・・・

不備連絡や進展があればまたこのページを更新して共有します。

↓↓↓2023/1/23 進展があったので新しい記事で続きをUPしました。

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