日本での結婚からフランスビザ取得までの流れvol.5

前回までの内容で日本での入籍手続きと、そのことをフランスに登録するまでの流れを記載しました。
今回は下記の流れ⑤のフランスのビザ申請について記載します。

私たちの結婚から私のフランスビザ取得までの流れ

①必要な書類をリサーチ(2021年10月下旬開始)

②必要書類を集める(2021年10月29日開始~12月18完了)

③日本で婚姻手続き(2022年1月7日完了)

④フランス側に日本で結婚したことを申請(2022年1月8日開始~3月27日完了)

⑤私のフランスビザを申請(2022年3月30申請~4月15日完了)
今回はこちらについて記載します

 

⑤私のフランスビザを申請(2022年3月30申請~4月15日完了)

ビザにはいろんな種類がありますが、私はフランス人の配偶者としてのビザを申請したので、その内容の記載になります。
厳密にはフランスには「配偶者ビザ」というビザはなく、「長期ビザ(Visa long séjour)」というカテゴリーで申請をしました。
申請してから実際にビザが手元に届くまでは約2週間ですが、事前予約が必要です。
そこも含めて流れを記載していきます。

1)在日フランス大使館の予約を取る
予約は下記のフランス大使館HPからネット予約が行えます。
というより予約なし来館は一切受け付けてくれないので、予約は必須です。
https://jp.ambafrance.org/article15891
私がHPを見た際は1週間先まで予約が埋まっている状況でした。
一刻も早くビザがほしかったので、ビザ申請に必要な婚姻証明書(Act de Mariage)と家族手帳(livret de famille)が届いてから予約をしては遅いと思い、2月中旬に3月30日の予約をしておきました。
予約のHPはすべてフランス語なので、またまた夫とGoogle翻訳に頼って何とか予約が成功。

※注意※ 予約が完了した際にダウンロードできる予約票は申請当日に必要になるので必ず印刷します。

 

2)必要書類を用意
1.証明写真 4.5cm×3.5cm
私は青背景のものを何枚か持っていきました。
申請当日、窓口で、もっと顔が大きく映っているものは無いかと言われ持参していたほかの証明写真と差し替えたので自宅に予備がある方は何種類か持っていくことをお勧めします。
2.パスポート原本
私は入籍と同時に夫の姓に改姓しており、ビザも新姓で申請していましたので、パスポートも大使館の予約日までに変更手続きをし、原本もコピーも新姓のものを用意しました。同じパターンの方は入籍したら早めにパスポートも変更しておくことをお勧めします。
3.フランス発行の婚姻証明書(Act de Mariage)
こちらは前回記事に記載したフランスへの婚姻の届出が終わったら、家族手帳(livret de famille)と一緒にフランス大使館から送られてくるものです。
4.家族手帳(livret de famille)
5.フランス人配偶者のパスポートコピー A4
6.フランス大使館の予約票
上記の1)で説明したもの
7.ビザ申請書
下記の大使館HPよりダウンロードできます。長期ビザ(Visa long séjour)用のものをしようしてください。
https://jp.ambafrance.org/article15891

8.予約票
上記1)で印刷したもの
9.レターパックプラス

※注意※ 2.~4.は原本も含め、コピーも提出が必要ですので、すべてA4コピーを持参ください。

 

3)予約日に大使館へ行く
予約の日時に東京にある在日フランス大使館に行きます。
入り口のセキュリティで予約票を見せて荷物チェックを受けて中へ。
余談ですが、ビザ申請専用の入り口から入ったので、フランス人の方との入り口とは分かれていてあくまで本館にはフランス国籍に人しか入れないようになっているのかなと勝手に想像しました。笑
待合室で呼ばれるまで待ちます。
ここで初めて「マダム●●」と呼ばれ、国際結婚をした実感がここで沸きました(^-^)
まず何のビザを申請するか聞かれるので配偶者の長期ビザであることを答えると、持ってきた書類を全て提出するよう言われたので、2)で記載した書類を一気に渡しました。
記入漏れなどがあるとここで教えてくれました。ただ、窓口の人は内容の審査を行う訳ではないので漏れの指摘はしてくれますが、内容の確認まではしてくれません。
不足書類がないことを確認してもらい、指紋の登録を行い申請は10~15分で終了しました!
あとは待つしかない・・・不承認になったらどうしよう・・・とか考えながら帰宅。
ちなみにパスポートはここで預けるます。

 

ビザ審査 進捗状況の確認


ちなみに、、提出したレターパックの追跡番号を控えておいたので翌日から毎日のように発送状況を確認。
1月に申請した人は翌営業日に発送されたという体験談を目にしたことがあった(コロナで申請者が少ないから処理がはやかったのか)ので、早く来ると思っていたのですが2週間経っても届かず。
しびれを切らして調べたら、下記サイトで審査の進捗状況を確認できることがわかりました。
https://pastel.diplomatie.gouv.fr/VisaNET-Consultation-Internet/html/frameset/frameset.html?lcid=295
なぜかサイトがフランス語ではなく英語なんですが、内容は「あなたのビザ審査は終わりました。大使館に取りに来て下さい」というような内容!!(-“-)
え、おわったの?しかも郵送じゃないの?とかいろいろ疑問が。。。
不安すぎて大使館にメールで問い合わせ。自動返信のメールで48時間以内に回答すると連絡がありました。
そしたらなんと、返事は無いけど翌朝レターパックが発送されているじゃないですか!
ちょいちょい、これは私がメールで問い合わせたから発送したよね。しなかったらもっと待ってるところだった?もっと早く連絡すればよかった?とか思いなからも、まぁ2週間で発送されたから普通か、と心を落ち着け届くのを待つ。
夫の見解では、進捗状況確認のページはビザの受け取りが来館する方法で表示されているが、コロナ以降郵送になりそのことで問い合わせが来てしまわないようにあえてそのページは教えないようにしているのではということでした。
確かにビザ申請の時も教えてもらえなかったし、大使館HPにも記載がないので、あえて見つからないようにしているのかも。
そんなこんなで、問題なく発送翌日にレターパック到着。
中身は空白ページにビザが貼られたパスポートと、ビザが承認されたこととフランス入国後に行う手続きが書かれた紙。
入籍手続きも合わせると約半年の長い道のり。無事にビザがGETできて感慨深かったです!


ちなみに、最後の1か月は住民票は東京のままで私の関西の実家に滞在し、郵便局にも実家への転送届けを出している状態でした。
家族手帳を大使館から送ってもらっときのレターパックには東京の住所を書いており、転送してもらえるのか不安でしたが無事に実家に転送されました。また、ビザを送ってもらう時のレターパックには実家住所を書いており、自身の住所と違うからそれはそれで大使館が発送してくれなかったらどうしようと不安でしたが、無事に実家に届きました。

心配性なので、待つ時間が長い一連の手続きは不安な時間も多かったですが、少しずつ「心配してもしょうがない」という考えができるようになり、フランスでの生活の予行練習(?)ができてよかったと思います。笑

私の経験が同じように手続きされる方の少しでも参考になれば嬉しいです。

今後はフランスでの生活や手続きの事など、気分でいろいろと記載していこうと思っています。