こんにちは。
本日(2022/8/1)、フランスに着いて3か月経ったのでフランスの健康保険の申し込みを行った。今回はその手続きを報告します。日本語のでの更新です。
私の状況
私は日本人でフランス人の配偶者がおり、現在無職。
そのシチュエーションを前提とした登録方法の説明になる。学生の場合や仕事をしているなど別の状況の場合は、別の過程になるので注意。
上記を前提として、フランスの健康保険の申し込みをするには、まず入国して3か月経過していないといけない。例外としては、もしそれまでに就職したら3か月経過しなくても、会社で健康保険に加入することになる。なので、仕事をしていない私は入国から3か月は無保険だった。本来なら日本を発つときに海外旅行保険などに加入すべきだが、失念していたので慎重に3か月を過ごした。
必要書類を調べる
まず、自分の状況では何をどこに提出すればいいのか、また申し込み方法はネットなのか郵送なのかさっぱりわからなかった。いろいろとネットで調べ、まずは申込用紙を発見。「Demande d’ouverture des droits à l’assurance maladie」でネット検索すると以下の申込用紙がヒットする。その申込用紙に必要書類が書かれている。ちなみに下記のリンクも張り付けているので良ければ参考に。
https://www.ameli.fr/sites/default/files/formulaires/168/s1106_-_demande_puma_-_assurance_maladie.pdf
申し込み方法
新規申し込みの場合は近隣のl’assurance maladieのオフィスに持ち込みか、郵送のようだ。私はGoogleマップで「l’assurance maladie」を検索し、予約なしで直接必要書類を持って行った。
私が用意したもの
- 申込用紙。上記「必要書類を調べる」のリンクにある申し込み用紙を印刷し記入。
記入個所に、Votre n° de sécurité sociale (si vous en avez un) という項目があるがこちらは初めての申し込みの場合まだ番号がないので、空欄でOK。そのほかの項目も、基本的には記入するが、該当しないものは空欄でOK。例えば私の場合、Votre n° d’allocataireも該当しないので空欄にした。
- 身分証のコピー。私はパスポートのコピーを提出した。
- 滞在許可証のコピー。1年目のVisa なので滞在許可カード(在留カードのようなもの)は無いため、私はパスポートの滞在許可証のページをコピーした。それと、念のため、入国直後に行ったビザ有効化の証明も印刷。
- 住所証明。これは家賃や公共料金の請求書や領収書が3か月分あればベスト。私の場合は、それらの名義が夫になっているため使えない。かつ、正式に登録している住所がまだ義母の住所(家が決まるまで居候していた)のため、義母に私がそこに住んでいると一筆書いてもらった書類と、義母の身分証のコピー、義母がそこに住んでいる証明のため義母の携帯料金の請求書を添付をそろえた。もし私の様に公共料金の請求書などがつかえない場合、大家さんに一筆書いてもらう必要がある。
- アポスティーユ付き戸籍謄本のコピー。本来は出生証明のコピーだが、日本に出生証明書と言う名前の書類は存在しないため、日本人の場合は戸籍謄本のコピーを提出することになる。すでにVisaを取得している人はアポスティーユ取得は経験済みのはずのため、その説明は省略する。日本を出る直前に自分で戸籍謄本を取得して外務省にアポスティーユを取得すれば後からスムーズだったのだろうが、私は忘れていたため、日本にいる母に頼んでフランスに郵送してもらった。国外からは申請できないらしい。その辺、日本が柔軟になってくれたらもっと楽なのにね。。。
※l’assurance maladieには戸籍謄本の原本提出が必要だと思っていたが、コピーで良かったようで、窓口でコピーしてくれ、原本は返却してくれた。 - 出生証明のコピー。⑤のアポスティーユ付きの戸籍謄本を在フランス日本大使館に翻訳を依頼。すると出生証明acte de naissanceというタイトルで翻訳書類を作成してくれる。依頼はメールでできるが、受け取りは本人が大使館に出向かないといけない。私は5月上旬に翻訳依頼し、1週間ほどで出来上がったため、5月20日にリオンにある領事館に受け取りに行った。
※ちなみに、法廷翻訳が必要か迷ったが、一旦大使館の翻訳を提出した。私の場合は提出時に特に指摘されなかったが、担当者によって必要書類が違う場合がフランスでは普通にあるので、もし後で不足書類の指摘があった場合は改めて追記します。
ーーーーーーー2022/9/8 追記———–
特に不備連絡はなく、無事に加入できました。大使館作成のacte de naissanceがあれば法廷翻訳業者への依頼は不要だった。 - 保険料引き落としのための口座情報(IBAN)。自分のフランスの銀行のアプリからRIBと呼ばれる口座番号の情報を印刷。
窓口へGO
以上をそろえて、夫に最終チェックをしてもらい、「申し込み方法」でも記載したように、直接窓口に持参した。先に電話で予約が必要かなど問い合わせたが、全然電話がつながらず、諦めて直接出向いたのだ。営業開始が朝8時だったため、ちょうど8時頃に到着するよう出発。すでに2名ほど先客がいたが、受付で初めての申し込みだと申告したところ整理券を渡され、すぐに呼ばれて書類を渡して終了。結局待ち時間合わせ20分ほどで終了した。地域差はあるかもしれないが、不足書類があると指摘してもらえるので直接持って行った方が良いかもしれない。
だいたい1か月~1か月半ほどで郵送で連絡があると言われたため、あとは待つのみ。今のところは記載できる情報は以上。結果や、不足書類の有無などは進捗あり次第追記します。一番不安なのは法廷翻訳が不要だったかどうか。。。
ーーーーーーー2022/9/8 追記———–
無事加入が出来た通知が届いた!でもまだ完了ではない・・・詳しくは下記関連記事に書きました。
こんにちは。
以前に下記の関連記事で、フランスの健康保険(l'assurance maladie)の申請方法について紹介した。
進展があったので、申請の「その後」をご紹介。日本語のみでの更新です。
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