こんにちは。
先日、フランスで暮らす日仏ハーフの息子が1歳になりました。
気づけばあっという間の1年で、「もう1年? まだ1年?」そんな不思議な気持ちでいます。
慣れない土地での出産と育児。
正直、余裕があったとは言えない毎日でしたが、それでもここまで元気に育ってくれたことに感謝しつつ、自分へも「1年頑張った!」と言いたいです。
この記事では、フランスで迎えた息子の1歳の誕生日と、この1年を振り返って感じたことを、日常の記録として残しておこうと思います。
フランスで迎えた、息子の1歳の誕生日
盛大にお祝いをするイメージのある海外の誕生日ですが、実は誕生日当日は私と息子だけでお祝いしました。
夫は仕事の超繁忙期と重なり、特に息子の誕生日はいつも以上に忙しい日で、職場に泊まり込みだったので息子とは全く対面することもなく誕生日が終わりました。
元々そうなるだろうと予想していたし、仕事なので仕方がない。
母が全力でおめでとうを言ってケーキでお祝いしました。
ケーキはPain de mieと呼ばれるフランスの食パンとヨーグルトで作りました。

どちらも息子が普段から好んで食べている物なので、ほぼ完食してくれました。
床に落としている量も結構ありましたが。笑
生まれて初めてロウソクを灯したケーキを目にした息子は、目をくりくりさせて不思議そうにしていたのが可愛らしかったです。
海外での子育て、1年目を振り返って
息子が1歳になったということは、私も母になって1年経ったということです。
今、1年を振り返るとあっという間なのですが、1日1日の日々の生活、特に産後数か月は永遠に続く闇の中にいるように長く感じられました。
ずっと悩んでいて、早く大きくなってほしい、早く夜通し寝てほしい、といろんなことを思っていました。
でも大きくなっても悩みの内容が変わるだけで、悩みが無くなることは無いのです。
そして赤ちゃんのお世話・赤ちゃんがいる生活に慣れてきた最近になってやっと、そう思うようになりました。
生後11か月ごろから夜通し寝てくれることが増えて、睡眠時間の確保ができていることも精神安定の大きな理由だとも実感しています。
日本の友人からは「海外で子育てするなんてすごい」と言ってもらうことが多いのですが、正直、私は妊娠中からフランスで出産・育児をすることに不安はありませんでした。
私は日本での出産・育児の経験が無いので、日仏の方法を比べようがないのが逆に良かったのだと思います。
勿論、出産・育児自体の不安はありますが、それは日本にいても同じでしょう。
そんな中でも戸惑ったり日本が良いなと思ったことが数回あったので紹介します。
まず、何度かフランスの医療機関で「日本ならこんな事無いのに」と思うことがありました。
息子の予防接種の処方薬を間違えられたり、接種の時期を間違えられたりしたんです。
処方箋の間違いは薬局の薬剤師が気づいてくれて、事なきを得ましたが、正しい処方箋を再度もらいまた薬局へ行く手間が増えました。
また、ワクチン接種タイミングの誤りは完全にノーマークだったので、効果の薄い時期に打ってしまい、結局正しい時期にもう一回接種しました。
息子には余分な接種をさせてしまい申し訳ない気持ちになりました。
患者が薬の名前を把握している訳ないし、日本では処方箋内容を疑って確認するという習慣が無かったのですが、それ以降私はネットで症状や病気に対して正しい薬が処方されているかを検索するようになりました。
日本でも起こりうるのかもしれませんが、私は経験したことないし、フランスでの頻度が高かったので驚きました。
そして、フランス子育てに大きな不満が無かった私の気持ちが大きく変わったのが、日本一時帰国をしたことです。
息子が生後9カ月になって、1カ月間日本に帰りました。
ここで、初めて日仏での育児環境を比べることになったのです。
フランスでは自分の経験不足と語学力不足がゆえに夫に頼ることも多く、また私だけで息子を連れていける場所が多くありません。
日本では安全だと感じられる範囲が、フランスとは比べものにならないくらい広く、警戒心を張り巡らせることなく、息子と色々な場所へ出かけることができました。
そして、いい意味で驚いたのが日本人も子連れに優しい人が多いということ。
「日本は子連れに厳しい、海外はもっと親切なのに。」
と言うような日本のネット記事やSNSを目にすることがあったので、結構気を張って帰国したのですが、皆さん優しい!
東京滞在した時も、実家のある関西滞在した時も、田舎であろうと都会であろうと、困っていたら誰かがすぐに声をかけてくださいました。
商業施設の授乳室・おむつ替えスペース・キッズスペースの普及率と清潔感、ほぼすべての駅にエレベーターが完備されている便利さ、気遣いが素晴らしいと感じました。
フランス人も当たり前のように助けてくれる人が沢山いますが、子供嫌い・子供は欲しくないという人も案外結構います。
どちらの国に住んでも子連れが肩身の狭い思いをする可能性はあるので、日本だから!と身構える必要は無いなと思いました。
何より、自分の国で行動するのって楽!という当たり前のことに気づいたのです。
子連れだから余計そう思ったのでしょう。
特に土地勘のある地域なら尚のこと。
私の気分転換にも、息子に色んな経験をさせるのにも思い立ったら「行ってみよ~」とすぐに動ける充実感は新しい発見でした。
これは在仏3年半の私の経験不足が故なので、フランス歴がもっと長い人で「そんなことないよ!フランスはもっといいよ!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、これが今の私の正直な感想です。
そして、何より、実家に3週間滞在したことで、自分の家族の近くで子育てする幸福さを知ってしまったのです!
私の母と姉が助けてくれたのはもちろん、女系家族なので親戚にも子持ちの女性が多い!
近くに住んでいる従姉妹もいるので、子供を預けて買い出しに行ったりもできたし、「私は日本にいたらこんなに味方が多いんだ」と気付いたんです。
フランスでも義家族は助けてくれますが、やはり気心の知れた自分の家族の安心感は半端ない。
子育て支援や子連れへの寛容さなどは個人的には日本もフランスも大差無いと思うのですが、日本に住んで自分の家族の近くで子育てできるという生活は私にはとても魅力的に感じました。
実はフランスに帰国して2カ月経過した今も、日本で子育てしたいという日本への未練から抜け出せていないのです。
日仏ハーフとして育つ息子を見て思うこと
フランスで生まれ、そして1歳を迎えた息子。
夫と私は二人だけの時は日本語で会話することが多いので、息子は家庭では日本語、それ以外はフランス語の環境で生活しています。
義理家族やご近所さんとは勿論フランス語だし、生後半年から週3日保育園にも行き始めたので、フランス語の方が浴びている量は多いかもしれませんが、今のところしっかりとした発語はありません。
二言語以上を聞いて育っている子供は発語が遅いようなので、特に焦りはありませんがどちらの言語を話すのか楽しみです。
自分は純日本人として夫は純フランス人として成人するまで母国でしか生活したことがない人間です。
ハーフとして育つ息子の気持ちを100%理解することはできないし、自分たちの子供時代とはあまりにも違う環境で育つので、正直この子をまっすぐ育てることができるのだろうかという不安があります。
成長すればするほど、特に思春期は悩みが増えそうな気がします。
最近、息子の自我が出てきてそんなことを考えることが多く、何をすべきか、すべきでないかなど色々と考え、考えれば考えるほど悩みが増す一方でした。
今は一周回って、考えても仕方が無いのでハーフだからと特別なことは考えず、目の前の息子が日々を楽しく健康ですごせることに集中しようと心がけています。
とは言え、これからもいっぱい悩むんでしょうね!
海外子育て、ハーフの子育てをしている・していた方、どんな悩みがあるか是非SNSメッセージで教えていただけると嬉しいです。
1年経っても相変わらず頼りない母ですが、息子と共に成長したいなと思います。
フランスでの毎日は、特別じゃなくて愛おしい
最近の息子は、人のマネをすることも増えてきました。
この間は、日本の絵本で「こんにちは」と動物たちがお辞儀をしているページを見た際に、自分もペコリとお辞儀をしたんです。
フランス人夫が「日本人のBébéだね~」と言っていて、クスリと笑えました。
スプーン練習も始めました。
まずは、手に持って口に運ぶ道具だ、ということは覚えたようです。

最初の数口をスプーンで食べたら、すぐに手づかみ食べになるので、まだまだ使いこなすには時間がかかりそうですが日々成長中です。
保育園では年上のお兄さんお姉さんから沢山刺激を受けています。
基本的にはご機嫌で登園してくれ、本人も園生活を楽しんでいるようなので預けるこちらは助かっています。
ただ、母体から貰える免疫が切れて初めての冬なので、ほぼずっと何かしらの病気にかかっていてこちらは毎日ヒヤヒヤです。
まぁこれで免疫をつけて強くなっているんだから、お世話を頑張るしかないなと思って割り切っています。
また、最近は自己主張をするようになってきたので、気に入らないことがあるとイライラしているし、ツボにはまると爆笑するし、興味があるものを見つけると指をさして教えてくれるし、どんどん個性が出てきて面白いです。
ただ成長した分、体力もついてきたし動ける範囲も増えてきたし、見守る方は大変です。
これから歩くようになったらもっと大変なんだろうな。

寝ているときは天使です。笑
日々、振り回されながらも愛おしい毎日を過ごしています。
まとめ
子育ては楽しい、幸せ、だけじゃないけれど、来年も明るい気持ちで誕生日をお祝いできるように息子の健康を第一に考えてまた1年頑張ります。
夫は当日お祝いできなかったし、息子を可愛がってくれている夫の親戚が是非パーティーをしたいと言ってくれたので、後日改めて息子の誕生会をすることになりました。
その時の様子はまた紹介しますね。
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