フランスの年末年始が静かすぎる|在仏日本人が日本のお正月を恋しく感じた話

こんにちは。

そして、あけましておめでとうございます。

私はフランスで迎える3回目のお正月。

今年は子供が出来て初めてのお正月でもあります。

皆さんはどんな年末年始を過ごしてらっしゃいますか?

今日は私のフランスでの年末年始の過ごし方をご紹介します。

フランスの年末年始は、思っている以上に静か

フランスで迎える年末年始は、日本で過ごしていた頃に想像していたものとはかなり違います。

フランスではクリスマス時期が一番盛り上がり、それを過ぎると通常運転に戻っていきます。

パリやリヨンなど大都市なら年越しの瞬間に少しお祭り感があると思いますが、それでも年越しの瞬間に花火があがるくらいで、街はいつも通りです。

年末だからといって街全体が特別な高揚感があるわけでもありません。

私が住んでいるド田舎なら尚更です。

フランスではクリスマスが家族と過ごす伝統的な行事だし、12月に入ると街がクリスマスモードになる一方、新年は友達と過ごすカジュアルな雰囲気です。

一応元旦は祝日なのですが、前後は通常の平日です。

時短営業になるところもあるけれど、郵便局も銀行も空いていて特別感はありません。

日本の年末年始が好きだったことに気づいた

フランスで年末年始を過ごすようになって、改めて気づいたことがあります。

それは、私は日本の年末年始の雰囲気が思っていた以上に好きだった、ということです。

特別なことをするわけではないけれど、仕事納めに向かって慌ただしくなる世の中の雰囲気、スーパーにはおせちの材料が並んだりし始める、師走のあの空気が懐かしい。

街に流れる年末の音楽、年越しそばや家族との年末恒例のすき焼き。

年始は初詣に行き、本気では観てないけどBGM的に流れている特番を点けてコタツでダラダラ。

「今年も終わるなあ」「また新しい一年が始まるなあ」

私はその感じが昔からとても好きでした。

そんな日本の年末年始が、実は私の大きな心の支えになっていたのだと思います。

フランスでできる、私なりの年末年始の過ごし方

フランスで年末年始を過ごすために、私が意識していることが2つあります。

「日本人のSNSを見ない」「自分で正月感を演出する」です。

年末年始になると、日本にいる友人たちのSNSが一気に賑やかになります。

帰省の写真、家族での食事、初詣の投稿。

それを見るたびに、「いいな」「懐かしいな」と思う反面、フランスのいつもと変わらない日常との差に、寂しさを感じるのです。

毎年同じ気持ちになりますが、特に今回は子供が出来ての初めての年末年始。

しかも、秋に日本一時帰国をして、自分の家族と過ごす、一緒に子育てをする心地よさを知ってしまったので、今年は余計に日本を恋しく感じます。

だから私は、年末年始は意識的に日本の情報をSNSで見ないようにしています。

見ないことで、余計な比較をせず、自分の気持ちを守るためです。

とは言え、たまに見ちゃうんですが、できるだけ見ないように気をつけています。

そして、日本の年末年始の雰囲気が恋しくなりながらも、できる範囲でフランスでも、年末年始らしい雰囲気を作るようにしています。

たとえば、おせちやお雑煮を作ること。

これはフランスに来て初めての正月の写真。

これは今年のフランスでのおせち。

時間がなく今年は簡素になりましたが、毎年何かしら作るようにしています。

黒豆は日本でパウチになっている物を買ったやつ。

巻きずしは、アジアスーパーで買った納豆と、もう一つは卵焼きと母が日本から送ってくれた母手製の紅しょうがが入ったものです。

松風は鶏むねを包丁でミンチにして、上にすりごまと明太ふりかけをかけて作りました。

写真には写っていませんが、お雑煮も作りました。

お雑煮の餅も案外簡単に作れます。

超自己流なので参考程度ですが、作り方を紹介します。

アジアスーパーにもち米粉「farine de riz gluant」が売っています。

パッケージはメーカーによりますが、画像のような400g入り2€くらいで手に入ります。

これに水を混ぜて耳たぶくらいの固さになったら、自分の好きな大きさに丸めるだけ。

火が通って柔らかくなるまで電子レンジでチンでもいいし、茹でてもいいです。

私は、フライパンに餅とコップ一杯の水を入れて弱火で茹で焼き?にします。

餃子を焼く時のイメージですね。

私は焼目が付いてるのが好きなので、水気が無くなったら強火で少し焼きます。

好きなお出しに入れればお雑煮の完成です。

納豆が手に入った時は、納豆を包んで食べるのが個人的に最高。

たまに和菓子が食べたくなったら、同じ材料で小さく丸めて茹でて、白玉を作ったりもします。

砂糖醤油で食べるのが好きなんです(^^)

フランスでもネットやアジアスーパーで日本の切り餅やもち米が買えますが、このもち米粉「farine de riz gluant」の方が万能だし、自分の好きな量だけ作れるので便利です。

そして何よりもリーズナブルなのがありがたく、私は重宝しています。

ちなみに、我が家のフランス人夫は、私に出会う前から日本好きで日本に10年住んだこともあるので、おせちを作ると喜んで一緒に食べてくれます。

こうやって母国の雰囲気を共有できるのは、幸せとありがたさを感じます。

日本のことは大好き

SNSを見ないようにしているからといって、日本を避けたいわけではありません。

むしろその逆で、日本が好きだからこそ、あえて距離を取っているのです。

フランス生活に慣れてきたからと言ってまだ在仏3年半の私にとって、年末年始の日本の空気は魅力的すぎるだけ。

いつかまた日本で年末年始を過ごす日が来たら、きっと全力で楽しむと思います。

海外で暮らしていると、こうして自分の心の扱い方を学ぶ瞬間が増えていくのかもしれません。

自分の機嫌を自分で取る方法を見つけるのが、海外生活を生き抜くコツですね。

皆さんはどんな年末年始でしたか?

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